「具体」-ニッポンの前衛 18年の軌跡

8月4日国立新美術館にて座談会を聴講してました。

「“3M”から見た『具体』」
14:00~15:30(開場13:30)
前川強氏、松谷武判氏、向井修二氏(いずれも元「具体」会員)
※ 1960年代前半に相次いで「具体」会員となり、名前のイニシャルから“3M”と称された前川強氏、松谷武判氏、向井修二氏に、「具体」当時のエピソードやそれぞれの「具体」観を語っていただきます。

(国立新美術館HPより)

ざっくり感想を出すと
ほんといい時代だったんだな〜
でしょうか。

うんこを青色に塗ってみたり
作品の置き場所がなくなったから燃やしてインスタレーションにしてみたり
半乾きのコンクリにおしっこをかけて白い粉をかけたら作品になったとか
不真面目に作ってた と豪語する毒舌向井修二氏

逆に松谷武判氏はかなりの試行錯誤の末ボンドを使ってみたらヒット
ボンドが官能的、有機的に見える とのこと
ほんとにずっと真面目に制作を続ける姿勢に敬服しました

展覧会のお金に困ったときは皆で知らないふりをしてたとか
具体カードボックスの話とか
帰り道の雑談の中の一言が気に入って舞台の名前が決まったとか
向井さんの土地で向井さんの作品を燃やしたら消防車に乗ってきた人まで向井さんだったとか

悪ふざけネタしかメモしてないことに自分でも驚きですが
めっちゃ楽しそうなんですよ!
でもほんと今にはない、元気でおおらかでフットワークも軽い集団っていう印象です。

松谷武判氏もお会いするたびめちゃめちゃ若い!と思うのに
向井修二氏はまだまだ現役のやんちゃなおもろいおじさまでした。

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元永定正 水

「具体」-ニッポンの前衛 18年の軌跡
会期 2012年7月4日(水)~ 9月10日(月)
毎週火曜日休館
開館時間
10:00 ~ 18:00(金曜は10:00 ~ 20:00)
※入場は閉館の30分前まで。
会場
国立新美術館 企画展示室1E

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